借金返済が終了したときに受取書をもらうべき理由

借金を返済した時には、必ず受取書を受け取っておきましょう。債務者には、債務を弁済した時にこれをもらう権利があります。これをもらわないとどうなるかと言えば、お金を返済したことが証明できなくなってしまいます。相手が不誠実な人間でなければ特に問題はありませんが、悪い人間であれば借金返済が終了したにもかかわらず、支払いがなされないということで民事訴訟を提起することがあります。民事訴訟では、当事者の主張や証拠に基づいて判断を行いますので、そこで裁判官に返済をしたという心証を抱いてもらわなければなりませんが、受取書をもらっていないと具体的な証明ができません。

もちろん、借金返済の終了について直接証明する証拠がない場合は、間接証拠を用いるなどして主張をしていくことはできます。例えば、相手方の口座に、債務者が主張する金額と同じお金が入金された事実があれば、返済があったのではという推認をするための一つの証拠となります。ただ、間接証拠で立証することは難しく、債務整理にオススメな弁護士の選び方が必ずしもその通りに心証を形成してくれるとは限りません。そのため、トラブルを避けたいのならば、きちんと受取書をもらておきましょう。

受取書をもらった後も、借金返済が終わってからしばらくは、保管するようにしましょう。金銭の貸し付けの事項は10年であるため、もう終わったと思ったところで訴えが提起される可能性もあります。その時のために、最低でも10年は保管するようにしましょう。